アメリカ最古のペンメーカー 〜CROSS物語【近代期編】〜

ペン

アメリカ最古のペンメーカー

〜CROSS物語【近代期編】〜

 

【1】CROSS代表作〝センチュリー〟の誕生

1900年代に入り、

1927年にボディが美しい色彩に彩られ、アクセサリー感覚で持ち歩ける「オールライン・シリーズ」

1935年にはデザイン性に優れ、現在の高級筆記具に求められる装飾性を兼ね備えた「シグネット・シリーズ」を世に送り出したクロス・ペン・カンパニーは、

創業100年目を迎えた1946年、

ついに現代にまで語り継がれる〝歴史的名作〟を生み出します。

 

その名は、〝センチュリー(CENTURY)〟

参考:http://www.cross-japan.com/

 

1946年にペンシルを発表し、1956年にはボールペンも誕生しています。

 

〝センチュリー・シリーズ〟のこの70年間での販売数は、実に1億本にのぼり、

 

「世界で最も贈り物に使われたペン」

 

として、その功績は世界中で讃えられています。

参考:http://www.cross-japan.com/

 

さらにこの〝センチュリー・シリーズ〟は、誕生から70年以上経った今でも、当時と全く同じ形とデザインで販売されています。

 

70年経っても変える必要がない〝普遍的なデザイン〟

言い換えれば、

70年間、いつの時代も変わらずに支持されてきたデザイン

 

これは、本当に凄い事です。

 

現代の〝モノ作りの課題〟は、まさにここにあるのですから…

 

 

ここで、僕が愛用する〝センチュリー(CENTURY)〟を紹介します。

 

【CROSS  センチュリー   MADE  IN  U.S.A.】

CROSS  センチュリー   MADE  IN  U.S.A

これ実は、父親から受け継いだ〝センチュリー〟です。

まだ アメリカで作っていた頃のCROSSなので、貴重な1本です。

今も大切に使っています。

 

CROSS センチュリー・シリーズの特徴は、

何と言ってもその〝スリムでエレガントなボディ〟です。

軸の太さは、一般的な鉛筆の直径と同じ7.5mm。

これは、創業当時に「ペンシル・ホルダー」を作っていたことに由来しているそうです。

また、ボディの中心部分にパーツをつなぐリングを使わないことで、全体がフラットになり、シルエットの良さをより一層際立たせています。

 

しかし、実際使用するにあたっては…

あくまで個人的な感想になりますが、

ボディが細いので、男性は使いにくいかな…

同じ理由で、長時間使うのには向いていないかな…

とも思っています。

 

僕は手帳にセットして持ち歩き、さっとメモを取るときに使っています。

【2】CROSSの代表作  〝タウンゼント〟の誕生

この後も探究心を失わず開発を進めたCROSSは、

1993年に、センチュリー・シリーズ続く〝歴史的名作〟を発表します。

 

その名は、〝タウンゼント〟

 

CROSS創成期に発明家として活躍した、創業者の長男、「アロンゾ・タウンゼント・クロス」の名を冠にしたシリーズです。

CROSS  センチュリー   MADE  IN  U.S.A

 

この「タウンゼント・シリーズ」の特徴は、

・重厚感のある、アール・デコ調のデザイン

・安定感のある太軸のボディと中央のダブルリング

「センチュリー・シリーズ」とは正反対と言えます。

 

現在でも、「万年筆」「ペンシル」「ボールペン」「セレクチップ・ローラーボール」と多彩にライン・アップされています。

 

そして、僕が愛用しているCROSSの多くは、この「タウンゼント・シリーズ」です。

3本ご紹介します。

 

まずは、貴重なヴィンテージCROSSから、

1.【CROSS  VINTAGEタウンゼント  MADE IN  U.S.A.】

これ、上の写真(クロス・オブ・ジャパンのHPより)に載っているのと同じペンです。

 

独特のマーブル柄と、美しい翡翠色が特徴です。

 

これもまだ、アメリカで作られていた頃のモノですので、今となっては貴重な1本です。

 

中にブルーの芯を入れて、大切に使っています。

2.【CROSS  タウンゼント ブラックラッカー】

これは、3年前の誕生日に妻からもらったペンです。

CROSS タウンゼント・シリーズの定番中の定番ですね。

現在、このペンが1番活躍してくれており、愛着のある1本です。

3.【CROSS  タウンゼント  セレクチップ・ローラーボール  MADE IN U.S.A.】

これは、〝ボールペン〟ではなく、〝水性ローラーボール〟です。

 

日本人は、全部引っくるめて〝ボールペン〟と呼びますが、(日本人の悪いところです…)

 

正確には、

〝ボールポイント・ペン〟と言います。

そしてその中でも、水性インクのボールのことを〝ローラーボール〟と呼びます。

 

滑るような書き味と、水性インクの美しい色合いが特徴です。

僕は主に、お客さんや友人に手紙を書くときにこれを使います。

 

これも、アメリカで製造されていた頃の貴重なVINTAGE CROSSです。

【3】大統領のペン

この「タウンゼント・シリーズ」は〝大統領のペン〟という別名があります。

これは、バラク・オバマ大統領が重要書類へ調印する際に、CROSS タウンゼントを愛用していた事が理由で、そう呼ばれるようになりました。

 

【Webより写真を転載】

 

2016年で創業170周年を迎えたCROSS。

 

およそ2世紀に渡り、人々から愛されてきた歴史は、決して嘘をつきません。

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