「靴を磨きなさい、そして自分を磨きなさい」
〜オルガ・ベルルッティ〜
僕の靴との付き合いは、非常に長いものがあります。
最も古い相棒は今年で10年目になります。(もちろん現在進行形ですが)
靴を〝一生モノ〟の定義に当てはめると、
日常的に使用できて、手入れをすることで20年、30年、あるいは次世代まで引き継げるモノ
です。
そんな相棒の中から、記念すべき第1回目はこちらを紹介します。
この靴の特徴はたくさんありますが、代表的なものをつ紹介します。
●アンライニング仕様であること
●コードバンという素材
さて、さっそく順番にご説明しましょう。
1つ目の〝アンライニング仕様〟とは、簡単にいえば1枚革で作られているということです。
この仕様によって、足入れの時に何とも言えないフィット感が味わえます!
革がぐいいい〜っと伸縮する感じなんです。とにかく柔らかい!
通常、革靴の内側には、外側と違う革をライニングとして使い、補強されています。(よくその靴のサイズが印字されているところですね。甲からつま先にかけても同様の仕様が施されています。)
つまり、このローファーの場合、その部分がないということです。
「言葉で説明されてもわからん!」と思った方。ごもっともです。笑
百聞は一見に如かず。つまり、こういうことです。
わかりますかね??わかりづらいか…??
これ、注目してほしいのは、サイズが印字されているところに薄っすら押されているスタンプなんです。
これ実は、通称【ホーウィンスタンプ】と呼ばれていて、ALDENファンの間では垂涎の的であるとかないとか。
まぁ。僕はそういうとこにはあまり興味がないのですが…(笑)
つまり、これはこの皮革を製造している会社(米ホーウィン社)が裏側に押すもので、通常はライニングの革で隠れてしまう部分なんですね。
この「アンライニング」という仕様は、永らく Brooks Brothersの専売特許でした。(おそらく今も)
これは多くのローファーファンが名品リスト筆頭に挙げている通り、〝一生モノ〟に相応しい一品です。
今ではかなり入手困難と聞きます。
このローファーを履いている人は、足入れの時の柔らかさ、着用している時の心地よさ、を日々の中で実感されているはずです!
僕も今後付き合っていく中で、10年後、20年後が楽しみな1足です!
1つ目の特徴を紹介したところで、疲れてしまいました…(笑)
2つ目のコードバン素材の説明は、次回に持ち越します。
お楽しみに〜。
▼第2回はこちら▼

コメント
コメント失礼します。私もオールデンのローファーを購入検討しています。こちらモカの部分のステッチはもともと白色かと思いますが、写真だと黒色に見えます。クリームなどで染めているのでしょうか?
最近いろいろと整理したんですが僕もこのローファーは一生モノとしてこれからも履き続けたいです。ちなみにWESTONは手放しちゃいました。
コメント第1号、ありがとうございます。(笑)
Westonを手放す気持ちはなんとなく分かります。 すごくいい靴なのは間違いないですが。
ALDENの中でも、アンライニングのローファーは別格ですね!
僕は、足の甲が高くて、この手のローファーのサイズを合わせるのがとにかく難しいんです…
他の靴も、小出しにアップしていきますね。